良知大学の基本理念

UNIVERSITY PHILOSOPHY

人は練磨によりて仁となる

A person becomes a human being by training

 人は教育によってつくられます。どのような教育環境で育つかで人は大きく変わるのです。教育こそはすべての組織、社会、国家の大本です。教育こそ百年の計にして、人間社会の根本の計であり、良知大学を設立する理由もここにあります。

 道元禅師は「玉は琢磨によりて器となる。人は練磨によりて仁となる。いずれの玉かはじめより光ある。誰人か初心より利なる。必ずすべからく、これ琢磨し練磨すべし。みずから卑下して学道をゆるくすることなかれ」と説いています。すなわち「玉は磨き上げることによって光り輝く玉になり、人も練磨することによって完成された人格者となる。どんな玉が最初から光り輝いていようか。どんな人が初めから聡明であろうか。必ず切磋琢磨して自分を練磨していくのだ。みずから能力がないからと卑下して、参学修行を手ぬるくしてはならぬ」というのです。

 「道心ある人を名づけて国宝となす」と言いますが、そのような真の人物をつくる人間教育を私たち企業の責任として行ない、現実に社会の要請に応えられる有為の人材を良知大学から輩出するのです。教育とは魂の響き合いであり、そのような真剣な人づくりのエネルギー磁場をつくると人材はそこから群生します。

 私たちには「つくりたい未来」があります。良知大学が一人ひとりの無限の可能性を引き出して、良知人材を輩出することができるならば、私たちの未来は明るく豊かなものになることを確信しています。

良知大学 学長
濵田 総一郎

良知大学教育十ヶ条

Ten Principles of Education at Ryochi University

1.人づくりは「百年の大計」である。

    教育は良知経営グループの永続的成長と発展の原動力であり、人間社会の根本の計である。

2.ど真剣に学び、ど真剣に成長する。

   真剣さのない学びは教育に非ず。真に迫るエネルギーの磁場が学びと成長を加速させる。

3.感謝の心で臨む。

   教えてもらうことは当たり前ではない、また人に教えることで自分も成長する。
   良知大学では、教わる側と教える側の双方が感謝の心を持ち、礼に始まり礼に終わる。

4.未来進行形で、無限の可能性を信じる。

   教育とは、人を成長させ、未来を掴むためにある。決して可能性に蓋をしてはならない。

5.知識だけでは人は育たず。

   「知識の学び(知解)」「学びの実践(体解)」が共に在って初めて人は育つ。

6.業績に繋がらない教育は偽物である。

   本物の人づくりとは、個人の成長と組織の飛躍、社会の発展を共に実現するものである。

7.至高の人づくりとは「魂を変える教育」である。

   心と経営は一体であり、如何に心を高め、魂を磨くかを学ぶのが良知大学である。

8.人生・仕事の結果=「考え方×熱意×能力」。

   人生・仕事を結論付けるものは「考え方」と「熱意」である。
   良知(正しい考え方)と志(熱意)を共に抱けば、人の能力も無限大に高まっていく。

9.教育者こそ学び、成長せよ。誠のリーダーであれ。

   本物の企業教育者とは、経営者の分身・右腕たる覚悟・力量がなくてはならない。

10.良知大学は、全従業員で創り上げる。

   良知大学を創るのは運営メンバーに非ず。
   「全従業員の当事者意識」こそが真に充実した教育を生み、良知大学に命を吹き込む。